朝スープ&みそ汁のすすめ

 
 
 

 
 
 

第25回:朝スープ&みそ汁のすすめ

 
 
 
冷え込む朝が日常になり、なかなかすっきり起きられなくなる時期になりました。
 
 
 
そんな季節、目覚めきっていない体を目覚めさせ、
 
1日を心地よくスタートさせるのにおすすめなのが、温かい朝食です。
 
 
 
忙しい朝は、どうしても手軽なパンやシリアルなどでサッとすませがちになりますが、
 
できればそこに温かい汁物、スープやみそ汁を追加してみてはいかがでしょうか。
 

 
 
 

 
 
 

 
 
起き抜けの体は、水分や栄養素が不足している状態。
 
 
 
温かいスープやみそ汁は、体に欠かせない水分や栄養素を補給してくれますし、
 
熱いものをゆっくり飲むことで、手足の先まで体が温まります。
 

 
 
 

 
 
 

 
 
さらに胃腸を温めることで内臓の働きをよくし、
 
免疫力を高めるので、風邪をひきにくくなるメリットもあります。
 
 
 
いわゆるこれが一種の“腸活”。
 
 
 
腸の働きをよくすることは、すべての健康につながるともいわれています。
 

 
 
 

 
 
 

 
 
受験がせまるこの時期、体調を崩したくないですよね。
 
ですから、朝から意識して温かい食事をとることで、腸内環境をよくしていきましょう。
 
 
 
今の時期におすすめの食材は、
 
抗酸化作用の強いβカロテンやビタミンCがとれるニンジン、小松菜、カボチャなど。
 
 
 
カボチャは食物繊維も豊富なので、腸内環境の改善にもつながります。
 
 
 
また、わかめやあおさなど、
 
食物繊維を多く含む海藻もみそ汁に入れれば手軽にとることができます。
 
 
 
豚汁のように根菜がたっぷり入った汁物も、栄養バランス的にもよいといわれています。
 

 
 
 

 
 
 

 
 
みそ汁は、前の晩の残りでも十分ですし、
 
スープは時間のあるときに多めに作って冷凍しておくこともできます。
 
 
 
作り置きができ、必要なときにあたためるだけでいいので、追加するのもそれほど手間ではありません。
 

 
 
 

 
 
 

 
 
さらにご飯を少し足して雑炊にしたり、
 
春雨を加えて中華風の味つけにしたり、チーズを加えて濃厚にしたり・・・。
 
 
 
残り野菜や肉の切れ端、ベーコンなどを一緒に煮込んだりしてもよいでしょう。
 
 
 
プラスアルファでボリューム感を加えれば、立派な一品。
 
 
 
具だくさんのスープやみそ汁などは、それだけで満足感が得られるのがうれしいところ。
 
 
 
時間のないときも具だくさんなら、カップ1杯、お椀1杯だけ食べていければ安心です。
 

 
 
 

 
 
 

 
 
それでも毎朝準備するのはめんどう!
 
という場合はカップスープやインスタントのみそ汁を利用してもOK。
 
 
 
最近は栄養バランスを考えたフリーズドライタイプやレトルトのものも豊富に出ていますし、
 
オーガニック系にこだわった商品も見かけます。
 
 
 
自分の生活スタイルに合わせた選び方で、日替わりで楽しむのもよいでしょう。
 
 
 
むしろ選ぶのが楽しくて、積極的に朝食をとるようになればしめたものです。
 

 
 
 

 
 
 

 
 
朝食を取る習慣がない人は、まず1杯のスープやみそ汁から。
 
 
 
朝食をとってはいるけれど、“温かさ”は意識していなかったという人はあったか汁物を1品プラスして。
 
 
 
体を温め、腸の働きをよくすることで、受験期の体調を整え、万全を期していきましょう。
 

プロフィール

文/野々瀬広美
編集・ライター。生活実用の出版社3社での会社員生活ののち、フリーランスに。暮らしまわり・ハンドメイドのジャンルを中心に取材・編集・執筆などを手がける。編み物とサッカー観戦が好き。図書館司書の資格を持つ。