勉強のモチベーションが上がらないときは……

 
 
 

 
 
 

第21回:勉強のモチベーションが上がらないときは……

 
 
 
夏の疲れも出てくる9月後半。
 
 
 
ここからこそ頑張らなくては!とわかってはいるけれど、
 
どうもやる気が起こらない……、集中力が続かない、
 
などということもあるかもしれません。
 
 
 
そんなときは気分転換もかねて、実際に志望校を訪ねてみるのはどうでしょうか。
 

 
 
 

 
 
 

 
 
高校なら、これから文化祭のシーズンなので、そのタイミングで学校に足を運んでみても。
 
 
 
在校生の学生生活の様子を直に見ることができ、
 
自分がその学校に通うイメージをつかむことができます。
 

 
 
 

 
 
 

 
 
大学なら、オープンキャンパスや学校説明会はもちろん、
 
それ以外のタイミングでもキャンパス内が開放されている場合があります。
 
 
 
事前に調べて、少し早めのキャンパスライフを体験してみるものおすすめです。
 

 
 
 

 
 
 

 
 
志望校に通う学生の楽しそうな姿を見て、
 
自分もここに通ってあんなふうに過ごしたいなと思えたら、
 
きっとそれが勉強の具体的なモチベーションにつながります。
 
 
 
この先勉強に煮詰まったときにも、
 
志望校に合格したあとの自分をイメージできていれば、
 
きっとあとひと踏ん張りがきくはずです。
 
 
 
そして、受験勉強はとかく孤独にもなりがちなので、
 
友人を誘って行くのもよいでしょう。
 
 
 
道中でふだんできないような話をしたり、不安や悩みを共有することで、
 
たいへんなのは自分だけではないと実感できる貴重な時間になるかもしれません。
 

 
 
 

 
 
 

 
 
模試の帰りに立ち寄るなどでもよいので、時間を作って行ってみましょう。
 
 
 
また、実際に合格した先輩の合格体験を読んだり聞いたりすることでも、
 
合格後の自分の姿を具体的にイメージすることが可能です。
 
 
 
塾の壁などに先輩の合格体験記などが貼られているのを見たことはありませんか?
 

 
 
 

 
 
 

 
 
つい、受かった人はいいよね、と思いがちですが、
 
その先輩たちもきっと今の自分と同じように、
 
志望校に悩み、勉強に疲れ、不安な毎日を送っていたはずです。
 
 
 
そんな先輩方の言葉の中から、
 

 
 
 

 
 
 

 
 
「時間を決めて勉強するときはする! 休むときは休む!と決めてメリハリをつけました」
 
「難易度の高い問題ばかり解いて凹んでいたけれど、基礎をていねいに見直したら、少しずつ成績が上がってきました」
 
「ギリギリまで部活と勉強を両立することで、効率的に勉強する習慣がつきました」
 

 
 
 

 
 
 

 
 
など、勉強のラストスパートのヒントになる言葉も見つけることができます。
 
 
 
受験を間近に控えていると、
 
どうしても目の前の勉強の成果や模試の成績に一喜一憂しがちですが、
 
先輩受験生の生の声は、何のために勉強をしているのか?という、
 
受験の本来の意味に気づかせてくれるきっかけにもなります。
 
 
 
一度立ち止まって目を通してみるのもおすすめです。
 

 
 
 

 
 
 

 
 
現状に悩んだら、少し先の未来をイメージし、
 
未来に不安を感じたら、目の前のことをコツコツと。
 
 
 
そんなふうに気持ちを切り替えながら、
 
まだもう少し続く受験勉強のモチベーションアップにつなげていきましょう。
 

プロフィール

文/野々瀬広美
編集・ライター。生活実用の出版社3社での会社員生活ののち、フリーランスに。暮らしまわり・ハンドメイドのジャンルを中心に取材・編集・執筆などを手がける。編み物とサッカー観戦が好き。図書館司書の資格を持つ。