デスク周りを整えて集中力の安定を促そう


第28回:デスク周りを整えて集中力の安定を促そう
新しい年を迎え、入試も間近。
あるいはもう最初の試験を終えたという方もいるかもしれません。
学習の追い込み、体調を整えることに加え、
あとひと踏ん張りの集中力をキープするためにおすすめなのが、
いつも勉強しているデスク周りを整えること。
1分1秒でも勉強に時間を費やしたい時期なのに、今なぜ整理整頓?
と思われるかもしれませんが休憩レベルの15分ほどでかまわないので、
整理整頓の時間を作ってみましょう。
まずは自分のデスク周りをあらためてチェック。

今使わない参考書やプリント、ノートなどが雑然と積み重なって、
机の上を占めていませんか?
使えるスペースが狭いため、テキストやノートが広げにくかったり、
文房具をひんぱんに床に落としたりすることはありませんか?
確認したい科目の教科書やノートはすぐに取り出せますか?
勉強を頑張ってきた証として、
模試のプリントや参考書、ノートの数々を近くに積み重ねておくと安心・・・
という気持ちもわかりますが、
それらが今の勉強の邪魔や気付かぬストレスになっているようなら要注意。
集中力を高め、受験までの残り少ない時間を有効に使うためにも
雑然とした状態や目に入る余計な情報(=ノイズ)はできるだけ少なくしたいものです。

学習環境を整えて広々とした机に向かえば、あらためて気がひきしまり、
整理の時間が無駄ではなかったと思えるほど、
その後の勉強への集中力や学習効率のアップを実感できるはずです。
片付けのポイントは、
参考書、教科書、ノート、プリントを科目・種類ごとにざっと分け、
必要なときに手に取りやすいように机の近くに移動させる。
これだけでOK。

部屋の掃除を大々的にする必要はありません。
机の上の作業スペースを広々使えるようになればそれで整理は終了。
すっきりした環境で、さっそく勉強をはじめましょう。
実際の入試会場でも、デスクの上にあるものは答案用紙と筆記用具くらいですよね。
入試当日もいつもと変わらぬ安定した集中力を発揮したいなら、
すっきりしたデスク上で問題を解くことに慣れていくのも大事な準備のひとつです。

そしてこの整理整頓ですが、ぜひ親子で一緒にやることをおすすめします。
2人でやれば作業時間も半分になりますし、
なにより受験で緊張感の高まる時期の大事なコミュニケーションの時間にもなります。
これまで学習してきた、たくさんのプリントやノートを一緒に見ながら、
「ここまでよく頑張ってきたね。こんなにやってきたから大丈夫だよ」
などとぜひ前向きな言葉をかけてあげてください。
1月に入り、登校する機会が減り、受験に向けて孤独感も高まるころです。
ちょっとしたネガティブな言葉にも心が揺れがちになる受験生。
親からの励ましの言葉はきっと力になるはずです。

また、勉強場所が家ではなく、
塾や図書館、学校などが中心でデスクの整理整頓は必要ないというお宅は、
いつも使っているカバンの中身の整理を一緒にやってみてはどうでしょう。
毎日の勉強に追われて、
くしゃくしゃになったプリントがカバンの奥底にたまっていたり、
ゴミがいくつも出てきたり・・・ということはよくあります。
中身をいったんすべて出して、必要なものだけをカバンに収め直すことで、
今何をするべきかがはっきりし、結果的に勉強効率を上げることにもつながります。
ここまできたら、本番でいかにいつもの力を出せるか、
集中力を安定させられるかが大事になってくると思います。
勉強のすきま時間を有効に使いながら学習環境を整え、
ラストスパートに向けて頑張っていきましょう。

プロフィール
文/野々瀬広美
編集・ライター。生活実用の出版社3社での会社員生活ののち、フリーランスに。暮らしまわり・ハンドメイドのジャンルを中心に取材・編集・執筆などを手がける。編み物とサッカー観戦が好き。図書館司書の資格を持つ。


