あたたかいお弁当で、塾生活と入試当日をサポート

第6回:あたたかいお弁当で、塾生活と入試当日をサポート

 
 
 

 
 
 

1月も終盤に入り、一日中塾で勉強する子どもたちも多く、
 
食事もお弁当が中心になってくるシーズンです。
 
 
 
空腹のほうが集中力が高まり、
 
勉強に集中できるとも言われますが、
 
勉強でエネルギーが消費されると、自然とお腹もすいてきます。
 
 
 
食べるのを面倒くさがって、空腹のまま勉強を続けると、
 
結果、勉強の質を下げる原因にもつながるので、
 
授業や勉強の区切りなど、
 
ある程度時間を決めて食事をとることをおろそかにしないよう心がけましょう。
 
 
 
1日3食、規則正しく食事をするのが基本ですが、
 
それが難しい場合は、
 
手軽に食べられるパンやおにぎりを用意するのがおすすめ。
 

 
 
 

 
 
 

特におにぎりは、具を変えることで毎日飽きずに食べられますし、
 
腹持ちがよいというメリットがあります。
 
 
 
ただ、満腹になると勉強がはかどらないというお子さんもいますので、食べ過ぎには注意。
 
家庭で手作りが可能なら、小ぶりのものをいくつか用意し、
 
一度にたくさん食べなくてもすむよう、大きさを工夫するとよいでしょう。
 

 
 
 

 
 
 

また、食欲を促すのに効果があるのが、あたたかい食べ物です。
 
 
 
体の中から温めることで代謝も上がりますし、どこか気持ちもホッとするもの。
 

 
 
 

 
 
 

お弁当はどうしても冷めてから食べることが多いですが、
 
保温のできる弁当箱などもいろいろあるので、それを使うのもよし。
 
 
 
毎日だと準備がちょっとたいへんというのであれば、
 
スープや味噌汁など、あたたかい汁物を添えるだけでも十分です。
 

 
 
 

 
 
 

レトルトやカップスープなどをスープジャーに入れて持っていってもOK。
 
好きな味をお子さんと選べば、お弁当の時間がちょっと楽しみになり、
 
勉強の合間の気分転換になるかもしれません。
 
 
 
また、ちょっと疲れたな、休憩したいなというときのおやつにおすすめなのが、
 
ナッツ、チーズ、ゆで卵、低糖質やハイカカオのチョコレートなど。
 
 
 
小腹が空いた時の補食になり、血糖値が急激に上がりすぎないので、
 
急に眠くなったりせず、勉強のリズムを崩さずにすみます。
 

 
 
 

 
 
 

特にナッツ類は抗酸化作用が高く、血行をよくして冷え予防にもつながります。
 
 
 
小腹がすいたなと感じたら、
 
甘いお菓子より、まずはナッツ類やチーズを口にするとよいでしょう。
 
 
 
「入試当日は緊張から体がこわばり、
 
思うように力が発揮できないこともあるかもしれません。
 
そんなとき、あたたかい汁物を食べることで、
 
体があたたまり、緊張がふっとほぐれることもあります。
 
おやつをちょこっと口にすることで、血行がよくなり、ホッとひと息。
 
気持ちの切り替えにもなります。
 
昔から、腹が減ってはいくさはできぬといいますから、
 
食事の大切さと効果を意識しながら、
 
寒い時期の入試を親子で乗りきっていきましょう!」
 

プロフィール

文/野々瀬広美
編集・ライター。生活実用の出版社3社での会社員生活ののち、フリーランスに。暮らしまわり・ハンドメイドのジャンルを中心に取材・編集・執筆などを手がける。編み物とサッカー観戦が好き。図書館司書の資格を持つ。