【第二回】学力重視の選抜が続く~平成28年度千葉県公立高校入試編

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【第二回】

 学力重視の選抜が続く~平成28年度千葉県公立高校入試編

いわゆる推薦入試が平成22年度を最後に廃止され、平成23年度以降は5教科の学力検査が実施される「前期選抜」「後期選抜」の2回の入試が行われています。それぞれの選抜の違いは以下のようになっています。

 

●前期選抜
普通科は定員の30~60%を募集します。平成28年度から、専門学科と総合学科は50~80%だった募集枠が50~100%に変更になりました。100%枠の学校や学科において、前期選抜で定員に達した場合、後期選抜は行われません。試験は学力検査(1教科50分)のほか、面接、自己表現、作文、小論文、適性検査などのいずれか(H28年度は集団討論や独自問題の実施校は無し)を、2日間かけて実施します。選抜方法は学校によって異なります。学力検査の点数、調査書点、面接等の試験の合計点数の上位者から選抜する方法や、面接などの試験を参考資料として扱い、学力検査の点数と調査書点を中心に選抜する方法などがあります。また、学力検査と調査書の比率も学校により異なります。

●後期選抜
試験は1日で行われ、学力検査(1教科40分)のほか、学校によって面接や作文、適性検査などを実施します。選抜方法は全校同じです。まず、学力検査の点数と調査書点によって定員の80%までを選抜します。次に、特別な計算式を用いて学力検査の点数と調査書点を点数化し、残りの枠に入る者を選抜します。

 

2つの選抜とも5教科の学力検査の実施があることからわかるように、学力が非常に重視されていると言えます。学力検査に向けたしっかりとした対策が必要です。さらに特徴的な点が、内申点の算出方法です。中学3年間の9教科が対象となっているのです。合否に最も大きく影響するものは学力検査の点数ですが、中学1年次からの学習の取り組み状況を把握したいという意図があるととらえることができます。

また、前期選抜において、学力検査以外の試験や選抜方法などは、学校によって実にさまざまです。自分の志望校の情報を千葉県教育委員会のHPなどから収集し、選抜枠などを含めてしっかり把握しておくことも重要です。

 

text by 広澤 愛/Ai Hirosawa