【第三回】特色ある入試が続く~平成28年度神奈川県公立高校入試編

 受験の窓~受験のお役立ち情報をお届けします~

【第三回】

 特色ある入試が続く~平成28年度神奈川県公立高校入試編

平成25年度に制度が大きく変更され、前期選抜、後期選抜が廃止となりました。以降は共通選抜に一本化されています。学力検査と調査書の点数が選抜資料となるのはもちろんですが、それ以外に面接が行われるという特徴があります。また、特色検査を実施する学校もあります。

 

・学力検査
5教科で実施されます。ただし、特色検査実施校では3教科または4教科実施の場合もあります。また、クリエイティブスクールにおいては、学力検査の実施はありません。

・調査書点
2年次の9教科と、3年次の9教科が評定対象。3年次の成績は2倍にして算出されます。また、特定の教科の評定を最大2倍で算出するという重点化を行う学校もあります。

・面接
全受験生に対して実施されます。志望理由や中学での学習意欲、学習以外の活動などが基本的な観点ですが、それ以外については学校ごとに問われる内容がさまざまです。

・特色検査
自己表現検査と実技検査の二種類があり、実施内容は学校ごとに異なります。自己表現検査は50~60分の検査時間を設け、教科横断的な内容について学習の成果を生かして答えるものや、与えられた課題について3~5分間程度でスピーチするものなどがあります。実技検査は、楽器演奏や運動種目の実演、デッサンなどです。難関校の多くでは自己表現検査を実施しています。西湘高校、津久井高校では27年度に実施していましたが、28年度の実施はありません。前年度実施のなかった学校では、28年度、新たに横須賀高校、相模向陽館高校で実施されます。

 

選抜資料の比率も学校ごとに異なっており、学力検査の比率が最も大きい、調査書点と学力検査が同率など、さまざまなパターンがあります。比率、特色検査の導入、特定教科の重点化など、学校の裁量による点が多く、各学校が求める生徒像に近い生徒をより選抜しやすくなっています。

そのため、各学校については、入試に関する情報だけでなく、校風や特徴などを細かく理解しておくことが重要です。それが面接対策にもつながります。学力検査に向けた学習をしっかり行うのはもちろんですが、面接や特色検査への対策もバランスよく取り組めるかどうかがポイントとなります。

なお、面接や特色検査の評価の観点は公表されています。教育委員会のHPなどで確認しておきましょう。

 

text by 広澤 愛/Ai Hirosawa